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EX-LITE(エクスライト) VPSの特徴・詳細を分析
データホテル株式会社が提供していたエクスクラウドとLivedoorが2013年9月末より統合され、エクスクラウドに一本化されました。VPSについてもエクスクラウドのブランドとなり、VPSについてEX-LITE(エクスライト)という名称でサービスを改めて開始されています。共用サーバーについてもエクスクラウドという名称でレンタルサーバー事業を改めて開始しています→エクスクラウドの共用レンタルサーバー
エクスライト VPSのサーバスペック・基本仕様・特徴
特徴・概要
エクスライト(EX-LITE)は以前のLivedoorよりエクスクラウドのブランドに統合され、エクスライトという名称となりました。データホテル株式会社の運営ということで以前と変わりありませんが、デザインも一新されスタイリッシュな印象になりました。
エクスライト(EX-LITE)の特徴はSASディスクを採用しているということでデータアクセスが従来のSATAよりも高速という点があげられます。CPUもQuad Coreなのでそこそこ高速、パッケージもLAMPがインストールされ使いやすい環境が整っています。また、メモリ・ディスク・CPUは5段階でスケールアップが可能となっており、こちらは他社ではここまで細かく対応していないので目的に合わせてカスタマイズ(オプション)ができるのも嬉しいポイントです。
なお、ディスクはSASのみというのも面白いですね。
サーバ仕様・スペック表
サーバのスペック、基本仕様、特徴を表にしました。
エクスライトのVPSのプラン、1ユニット、2ユニット、3ユニット、4ユニット、5ユニットを比較します。なお、以下のプラン料金はコマンドライン版(コマンド操作版)の利用での料金で人気の管理ツールPleskを利用するには下記料金に月525円の追加となります。
プラン名 | EX-LITE VPS |
1ユニット | 2ユニット | 3ユニット | 4ユニット | 5ユニット | |
費用・コスト | 初期費用 | 無料 |
|||||
月額料金 | 962円 | 1,925円 | 2,887円 | 3,850円 | 4,812円 | 1年契約の年払い時 | |
基本スペック |
サーバ種別 | VPS | |||||
ディスク容量 | 30GB | 60GB | 90GB | 120GB | 150GB | 初期容量はV250で10GB、V500で20GB、V1000は40GB | |
メモリ | 1GB | 2GB | 3GB | 4GB | 5GB | ||
CPU | Xeon Quad Core | 共有 | |||||
OS | Linux |
LinuxはCentOSとなります | |||||
パッケージ | LAMP | Apache, PHP, MySQL等がインストール済みです | |||||
仮想化エンジン | – | 未確認 | |||||
回線速度 | 100Mbps共用 | VLANオプションあり | |||||
グローバルIP | 1個 | 1つ追加は1,050円/月 | |||||
DNSサーバー | ○ | DNSゾーン10個 | |||||
データセンター | 日本国内 | ||||||
転送量 | 無制限 | ||||||
管理者権限 | root権限付与 | ||||||
SLA | × | ||||||
耐障害性 | RAID | RAID5 | |||||
バックアップ | ○ | ツールを利用しセルフバックアップが可能 | |||||
コントロールパネル | コントロールパネル | × | |||||
管理ツール | Plesk11 | Pleskは月額525円追加で利用可能。リソース監視ツールMumin、WEBDAVが無料で利用可能。 | |||||
サポート | マネージドサービス | × | |||||
設定代行 | × | ||||||
電話・メール | ○ | 平日10:00~18:00電話サポートあり、メール対応あり | |||||
その他 | – |
おすすめプラン
メモリとディスクのスペックのアップでプランの料金が上がります。メモリ1GB単位、ディスクは30GB単位で1段階プランが上がり、金額も1,050円ずつのアップになっているので分かりやすい料金体系となっています。
メリット・デメリット、評判はどう?
メリット~こんな方におすすめです
エクスクラウドのVPS、エクスライトは一番の特徴である全プランSAS搭載なのでディスクアクセスが高速という点、サービスとしてサクサク動くアプリなどを提供したい方におすすめです。また、ユニットと呼ばれるメモリとディスクのVPS領域をサービスを停止することなくそのままスケールアップ(拡張)することが可能となっています。
このユニット単位(メモリ1GB・ディスク30GB)のスケールアップによって料金体系もかなりシンプルで1ユニット単位毎に1,050円/月額の追加料金だけとなっているので分かりやすいです。年払いにするとさらに安くなり、962円~と比較的安価なVPSに位置します。全プラン初期費用無料というのは始めやすくて良いです。
エクスライトのその他の特徴としてはLAMPと呼ばれるパッケージがインストールされているのでWEB運営にほぼ必須とされている開発言語やウェブサーバー、データベースなど(Apache、PHP、Perl、Ruby、Python、MySQL、PostgreSQLなど)が初期状態からインストール済みとなっています。このあたりは初心者やそれほど触ったことが無い技術者にも扱いやすいですね。
なお、人気の管理ツールであるPleskが利用可能となっています。料金は各プランに対して525円(月額)追加されるだけなので安いと思います。そうでなければコマンド操作プランとなりますのでご注意ください。基本的にはPleskの搭載されたプランがおすすめです。また、無料でグラフ化ツール「Munin」が提供されているので意外とこれも使えますね。多数のアプリやデータベースなどを開発で使うなら便利だと思います。
LAMP(OSやウェブサーバ・データベースとPHP等の開発言語のパッケージ)がインストールされ、Plesk(バージョン11)の管理ツールが使えるということで使い勝手が良いVPSだと思います。
デメリット~こんな方にはおすすめできません
エクスクラウドのVPS(エクスライト)のデメリットとしては他社に比べて若干スペック面が劣るという点です。SASを全プランで利用可能という点ではディスク容量が少ないのは仕方の無いことかもしれません。スケールアップしてもCPUのQuadCoreの4コア(共有)までということなので若干パワー不足を感じる方もおられるかもしれません。ただ、最小プランからクアッドコアなのでその点は良いですね。
エクスクラウド VPS (エクスライト)の口コミ・評判
エクスライト(EX-LITE)のVPSの口コミは本当か?多くのウェブサイトで言われていること、評判はどうなのか。
全プランSASの利用が可能で最小プランの年払い962円はお得感がありますね。最近はSSDを採用しているレンタルサーバーがありますが従来のSATAと比べてもディスクアクセスが高速なのでおすすめです。ディスク容量が最小プランで少ないのが気になりますが必要に応じてスケールアップすると良いでしょう。スケールアップするとメモリとディスクが同時に増えるのでこれもお得なポイントです。
あと意外とお得だと思ったのはPleskの利用は月額525円追加するだけというのが良いですね。他のVPSだともっと高いケースもあります。なお、Pleskは10ドメイン版の提供で、100ドメイン版や無制限版もオプションでアップグレード可能となっています。Pleskを利用しない場合はコマンドライン版(コマンド操作版)での利用になるのでLinuxを利用したことがある方が対象になると思います。Pleskはかなり便利なツールなので運営の時間短縮や技術者の確保が気になる方はPleskが利用できるプランが良いと思います。
もし利用に際して不安があるようなら2週間のお試しがあるので試してみるのも良いでしょう。