目次
さくら VPSの特徴・詳細を分析
さくらインターネット社が提供するVPSレンタルサーバ、「さくら VPS」の仕様、特徴、キャンペーンなどを分析して仕様と機能が分かりやすいスペック表にしました。また、利用するメリット・デメリットも解説するとともに、さくらのVPSの口コミは本当か?評判も調査しました。なお、共用サーバーのレビューはこちら→さくらの共用レンタルサーバー
さくらインターネットならではの低料金と高機能、コストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーです。
さくら VPSのサーバスペック・基本仕様・特徴
特徴・概要
共用サーバさくらのレンタルサーバーで人気のさくらインターネットはVPSの提供にも力を入れており、低価格で人気となっています。
特徴的なのは最安プランで月額980円、初期費用無料で始められる点やディスクをHDDかSSDを選べるなど多彩なプランが豊富にある点で目的にあわせてプランを柔軟に選ぶことができるということです。2週間(14日間)の無料お試しも助かりますね。
なお、珍しいサービスとしてHDDとSSDが選べるという点はサーバの性能・スペックを重視している方には嬉しいポイントです。
サーバ仕様・スペック表
サーバのスペック、基本仕様、特徴を表にしました。
さくらVPSのプラン、HDD 1G, 2G, 4G, 8G, SSD 2G, 4G, 8G, 16Gをそれぞれ比較します。
プラン名 | さくらVPS | HDD 1G |
HDD 2G |
HDD 4G |
HDD 8G |
SSD 2G |
SSD 4G |
SSD 8G |
SSD 16G |
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費用・コスト | 初期費用 | 無料 | 無料 | 5,980円 | 9,980円 | 1,780円 | 3,680円 | 7,980円 | 15,880円 | HDD 2Gはキャンペーンにより初期費用無料 |
月額料金 | 899円 | 1,357円 | 3,649円 | 7,315円 | 1,632円 | 3,374円 | 7,315円 | 14,557円 | 1年契約の年払い時 | |
基本スペック |
サーバ種別 | VPS | ||||||||
ディスク容量 | 100GB | 200GB | 400GB | 800GB | 50GB | 100GB | 200GB | 400GB | ||
メモリ | 1GB | 2GB | 4GB | 8GB | 2GB | 4GB | 8G | 16GB | ||
CPU | 仮想2コア | 仮想3コア | 仮想4コア | 仮想6コア | 仮想2コア | 仮想3コア | 仮想4コア | 仮想8コア | ||
OS | Linux | CentOS, Ubuntu, Debian, FreeBSD, Fedora | ||||||||
パッケージ | CentOS, SMTP, SSH | 標準OS構成 | ||||||||
仮想化エンジン | KVM | |||||||||
回線速度 | 100Mbps | 共有回線、ローカルネットワークは1Gbps | ||||||||
グローバルIP | IPv4 1個(IPv6 1個) | IPv4/Ipv6グローバルIPアドレスの2つ付与 | ||||||||
DNSサーバー | ○ | ネームサーバ設定可能 | ||||||||
データセンター | 東京/大阪/石狩 | 石狩 | HDDプランは選択可能 | |||||||
転送量 | 無制限 | |||||||||
管理者権限 | root権限付与 | |||||||||
SLA | – | |||||||||
耐障害性 | RAID | RAID1 | ||||||||
バックアップ | – | |||||||||
コントロールパネル | コントロールパネル | 独自VPSコントロールパネル |
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管理ツール | – | |||||||||
サポート | マネージドサービス | – | 各種設定・セキュリティ対策他 | |||||||
設定代行 | – | 各種設定・アプリケーションインストール他 | ||||||||
電話・メール | ○ | 平日10:00~18:00、土日祝も対応(年末休みあり) | ||||||||
その他 |
おすすめプラン
最小プランのHDD 1Gプランは初期費用無料で月額980円と格安。また、容量重視ならHDDのプラン、性能重視ならSSDのプランをおすすめします。
さくらのVPSプラン一覧
メリット・デメリット、評判はどう?
メリット~こんな方におすすめです
VPSの性能を重視するならさくらのSSDタイプのプランがおすすめです。また、機能面と料金でコストパフォーマンスにも優れています。また、好みにあわせてOSも複数の中から選べるので目的にあわせて運用が可能となっています。
まず、一番の特徴であるHDDとSSDが選べる点について、料金の安さコストパフォーマンスを重視するならHDDがおすすめです。一方で、サーバー性能の重視、サーバーの応答速度やウェブページ・ウェブアプリケーションなど多くのユーザに見てもらいたいようなサービスを展開するような場合はSSDがおすすめです。HDDは月額980円から利用できるのでVPSの業界でみてもかなり安いほうですね。また、OSが選べる点については一般的になっているCentOSの他、DebianやFreeBSDも選ぶことが可能です。FreeBSDのレンタルサーバーは珍しいので気になる方は要チェックです。
サーバーの運用体制については
リージョン(設置箇所)が3つ(石狩/東京/大阪)から選ぶことができるのは面白いですね。災害対策などバックアップとして複数の箇所を指定して運用するのもありです。
その他、運用面としては24時間365日体制で専門の技術者が監視を昼夜問わず行っているということで万が一の障害にも対応します。なお、RAIDや冗長化による障害対策は基本として実施しています。
IPv6にも対応している(明言している)のはさくらくらいなのでIPv6のIPアドレスが欲しい場合はさくらで決まりですね。もちろん、IPv4のアドレスも標準で1つついてきます。※リージョンによってはIPv6の割り当てが2014年以降となるようなので念のためご確認ください。
デメリット~こんな方にはおすすめできません
さくらのVPSのデメリットとしては料金が安いのですが、サーバースペックを見れば他社よりも若干劣るところがあるでしょう。例えば、CPUやメモリ容量を見ると若干スペックが低いですね。ただ、それ以外は他のレンタルサーバーと変わりないのでディスク容量や機能面を重視するなら問題ないかと思います。
さくら VPSの口コミ・評判
さくらのVPS(Sakura VPS)の口コミは本当か?多くのウェブサイトで言われていること、評判はどうなのか。
VPSでHDDかSSDが選べる点、性能重視か料金重視かということで多彩なプランがある点、さくらは選びやすいかもしれませんね。SSDでも月額1,780円とそこそこ安いです。ただ、CPUとメモリ容量は若干他社に比べてスペックが低いので注意してください。
リージョン(サーバー設置箇所)が3つから選べるという点はかなり珍しいですね。バックアップとして確保するのが正しい使い方でしょう。また、ローカルネットワークが今無料で利用・追加できるのでサービスの規模が拡大した暁にはスケールアウトが容易に行えます。サービスの拡大の可能性がある方はさくらのVPSでスモールスタートするのもありだと思います。
さくらのキャンペーンとしては現在、2週間のお試し利用が可能なので、使い勝手が気になる方は申し込んでも良いでしょう。また、HDDの2Gプランはキャンペーン中、初期費用1,980円のところが無料になります(期間限定のため詳細は公式サイトでご確認ください)。
詳細はこちら さくら VPS